東京オリンピック(五輪)バスケットボール女子で銀メダルを獲得した札幌山の手高出身トリオ、町田瑠唯(28=富士通、旭川市出身)長岡萌映子(27=トヨタ自動車、浦河町出身)東藤なな子(21=トヨタ紡織、札幌市出身)が6日、北海道庁で行われた「栄誉賞」の贈呈式にリモート参加した。

小玉俊宏北海道副知事(62)から、オンラインで画面越しに表彰を受けた後に記念撮影。東京五輪の予選から全6試合に出場し、計75アシストを記録するなど活躍した町田は「このような素晴らしい賞をいただきとてもうれしい。これからもこの賞に恥じぬよう、努力を続けていきたいと思いますし、また北海道のみなさんにいい報告ができるように頑張っていきます」とあいさつした。長岡は「この先もバスケットを通じて、北海道のみなさんに元気や勇気、感動を与えられるように、恩返しできるように頑張っていきたい」、東藤は「これからもプレーで恩返ししていきたい」と活躍を誓った。

同賞は文化、スポーツなどの分野において輝かしい活躍を見せ、功績を残した北海道出身の個人または団体に贈られる。81年プロ野球ヤクルト若松勉氏が受賞第1号で、04年夏の甲子園で春夏通じて北海道勢初の優勝を果たした駒大苫小牧や、06年日本一に輝いた日本ハムが受賞している。17年の同受賞者で、東京五輪卓球男子団体銅メダルの丹羽孝希(27=スヴェンソン、苫小牧市出身)は9月に栄誉賞特別賞を受賞している。

◆北海道「栄誉賞」の主な受賞者 85年橋本聖子(スピードスケート)、87年故千代の富士貢(大相撲)、91年北島三郎(歌手)、92年毛利衛(宇宙飛行士)、98年清水宏保(スピードスケート)、03年上野雅恵(柔道)、18年高梨沙羅(スキー女子ジャンプ)