3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)が準決勝に進んだ。

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WTB原小太郎(3年)が3トライを挙げる活躍を見せた。前半17分にSO今野椋平からのキックパスを、がら空きの右サイドでダイレクトに受け取り、先制トライ。前半22分、後半17分にも華麗なステップを踏んでインゴールに飛び込んだ。

「1、2試合目は思うようにできなかった。今日はボールタッチを増やすことを意識しようと思った。初めて有観客の花園の感覚を感じられ、素晴らしいところでプレーをできていると感じました」と充実の表情を浮かべた。

前夜に宿舎で藤原秀之監督(53)から「バックスリーで点を取ってないのはおまえだけだな」とハッパをかけられていた。「こんなに多くトライを取れることはなかなかない。準々決勝で活躍できたのはよかった」と笑顔だった。

3連覇まであと2勝。準決勝は、初の4強入りと勢いに乗る国学院栃木が相手。藤原監督は「3連覇はまだはるか遠いところにある。一戦一戦試合をしているという状況ですので。簡単にできるものじゃないと分かっている。(国学院栃木は)関東チャンピオンですから。めちゃくちゃ強い。相当DFが堅い。FWとBKのバランスもいい。胸を借りていきたいです」と引き締めた。

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