日本は銅メダルだった。金メダルに輝いた1994年リレハンメル大会以来28年ぶりの表彰台をつかんだ。
前半飛躍で渡部暁斗(33=北野建設)、渡部善斗(30=北野建設)、永井秀昭(38=岐阜日野自動車)、山本涼太(24=長野日野自動車)で合計466・6点で4位。首位オーストリアに12秒差で後半距離(5キロ×4人)を迎えた。
1走・渡部善が懸命の走りでドイツに3秒差の2番手に浮上した。続く2走・永井もしっかり先頭集団につける粘る強い走り。エース渡部暁に首位オーストリアから4・6秒差の4位でつないだ。
今大会の個人ラージヒルで銅メダルを獲得している渡部暁は貫録の走り。オーストリア、ノルウェーの背中に張り付く形で逆転を狙い、終盤にオーストリアに競り勝ち、首位ノルウェーに続く2位で最終4走の山本へつないだ。表彰台へ4位のドイツには26秒5差のリードとした。
完全にノルウェーが抜け出した中、日本、オーストリアにドイツが追いつき、表彰台をかけたデッドヒートを展開した。
複合の団体はノルウェー、ドイツ、オーストリアが3強。14年ソチ、18年平昌と2大会連続して上位を独占していた。14年ソチ5位、18年平昌4位で迎えた団体は、渡部兄弟と永井の3選手が同じメンバーだ。世界選手権で日本は17、19、21年と3大会連続で4位。後半距離で1番手を担った渡部善は「4位だけど3位まですごい遠い。結局暁斗しか通用していない。暁斗頼み。僕が強くなれば日本チームは楽しみになる」と、エースの兄に負けじと自らにプレッシャーをかけていた。
その3強崩しが期待された中、アンカー山本の懸命の走りが光った。


