また一緒のチームで-。アランマーレ秋田・平松飛鳥(27)が5日、都内で開催される「Wリーグオールスター 2021-2022」に初出場する。コロナ禍で2年ぶり開催の大舞台に、リーグ推薦で「Team 渋谷」の一員に。同じチームには高校、大学でプレーした先輩、同期、後輩がエントリーした。色あせない当時の思い出を回想し、年に1度の祭典に闘志を燃やした。【取材・構成=相沢孔志】
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初出場の大舞台へ、平松の気持ちは高ぶっていた。オールスターは1月に予定されていたが、コロナ禍で5月に延期。アランマーレ秋田ではただ1人の選出で、周囲は日本代表や他チームの主力選手だ。「(出場が)決まった時はうれしいよりもビックリしました。リーグ推薦もありがたいです。楽しみでもあるし、代表クラスの人と一緒にやる緊張があります」。チーム代表としての責任を持って全力プレーを見せる。
小学3年から競技を始め、明星学園(東京)、東京医療保健大でプレー。この7年間は、キャリアに大きな影響を与えた。
平松 高校の時はキャプテンだったので、全部怒られるではないですけど、「自分の責任だよ」と言われて。責任感やメンタルの部分が成長できました。大学では技術的なことと自分に元々あったプレーにプラスしてスキルの幅も広がった4年間でした。
“先輩”の雄姿が脳裏に焼きついている。東京オリンピック(五輪)女子日本代表の本橋菜子(28=東京羽田)は高校の1学年先輩。冷静で的確なプレーやドライブからアシストを決めていた印象が残る。20年にアランマーレ秋田へ移籍する前は、東京羽田で3シーズンプレーした。
平松 高校では菜子さんが1番ポジション(ポイントガード)で自分が2番ポジション(シューティングガード)。ヴィッキーズでは1番でかぶっているので、チーム内ではお互いを高め合うライバルみたいな感じでもあったと思います。一緒にやれてうれしい半面、負けられないというのはありました。
“同期”の存在も心強かった。水野菜穂(27=山梨)は高校、大学で7年間、宮坂桃菜(27=新潟)とは大学で4年間過ごした。平松が主将を務めた4年の全日本大学選手権では、準優勝を成し遂げた。
平松 (水野とは)大学の寮で3年間同じ部屋だったので、長い時間一緒にいましたし、何でも言い合える仲だと思います。当時を思い出す気持ちになります。リーグ中は敵だから戦いますけど、今回一緒のチームになれて一緒にバスケットができるのはすごく楽しみです。
かわいい“後輩”もいる。同大4年時に平末(ひらすえ)明日香(24=トヨタ紡織)が入部。重なったのは1年のみだが、東京羽田加入後も同大で練習参加する機会もあり、成長を見てきた。
平松 自分が卒業してから成長した部分もあるし、(平末が)3、4年生の時は主力で得点源になっていたと思います。今回リーグで戦ってさらにレベルアップしていて、後輩というよりはWリーグの選手として尊敬する、憧れる選手だと思いました。
昨夏の東京五輪で女子日本代表が銀メダルを獲得し、注目の的となったWリーグ。今季を締める祭典への思いは強い。
平松 どういうメンバーで出るかは分からないですけど、自分のドライブとかスリーポイントで得点を取るプレーをしたいです。(出場する)4人とのコンビプレーも生まれたら、なおいいかなと思います。
かつてのチームメートともう1度-。楽しい気持ちを持ちながら、コートを駆け抜ける。
◆平松飛鳥(ひらまつ・あすか)1994年(平6)5月23日生まれ、東京都東村山市出身。富士見小3年でバスケットを始める。東村山一中-明星学園-東京医療保健大。17年に東京羽田へ入団。20年4月に退団し、同5月にアランマーレ秋田に移籍。162センチ。ポジションはポイントガード。コートネームはウィン。


