18年女王の富士急が2連覇を狙う女王フォルティウスを破り2連勝した。6-5の9エンド(E)、スキップ小谷有理沙(21)が、ラストショットで石が密集するハウス中央左にストーンをコントロールして止め、大量4点を獲得。相手がギブアップし、勝利が決まった。小谷有は「みんなでしっかりコミュニケーションを取れたのが良かった。(元スキップで今回リザーブの)小穴(桃里)さんに話を聞いてもらうことで気持ちを落ち着かせられた」と振り返った。

富士急のリード苫米地美智子(42)とフォルティウスのリード船山弓枝(44)は、14年に北海道銀行のメンバーとしてソチ五輪に出場した元戦友。北海道銀行在籍時以来8年ぶりに選手として全国大会に出場している苫米地は「久しぶりの大会で元メンバーと戦えて楽しかった。1エンドごとに何点取られていいか、何点取りたいかという確認がしっかりできた」と勝因を分析した。