女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯日本-ウクライナの組み合わせ抽選が10日、会場である東京・有明コロシアムで行われ、両国の代表選手が出席。日本テニス協会の名誉総裁である秋篠宮家の次女、佳子さま(27)が、抽選を行った。

ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナの選手は、口々に、ツアー転戦と、母国への思いのバランスに悩みを口にした。ダブルスに出場予定のリュドミラ・キチェノクは「本当にタフな時間。祖国で戦っている人たちと同じように、タフでなければいけない。勇気を持たなくてはいけない」と話した。

ウクライナのフィリマ代表監督は「自分の属しているクラブで練習している時に、警報がなって、空襲を受けるかもしれないと防空壕(ごう)に入った」と、つらい経験を語った。