宇都宮ブレックスの連勝が5で止まった。ホーム5連戦の4戦目は中地区4位の横浜ビー・コルセアーズとの対戦。相手の司令塔、日本代表・河村勇輝(21)にキャリアハイの32得点を許し、ホームでの連勝も3で止まった。

出足こそ好調で、開始早々に10点差以上つけた。しかし、徐々に河村に得点とアシストを許すようになり、前半を40-41で折り返す。後半に入ると、11月30日に群馬と2度の延長を戦った疲労が顔を出し始めた。

足が止まり、集中力にも欠けたのか、ターンオーバーは試合を通して今季最悪の12回を数えた。チーム最多の22得点と奮闘した比江島慎(32)も5回ボールを失うなど、3日前の激闘の影響は否定できなかった。

佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)は「肝心なところでターンオーバーされてしまった。ああいう展開で(ミスを)取り戻すのは難しい」と振り返る。河村に32得点を許したことには「流れをつくらせてしまった」と悔しがった。

Bリーグ発足後、リーグ戦では横浜に1度も負けたことがなく、14連勝中だった。4日の相手も横浜。河村を止めないことには勝利に近づけない。「また切り替えて臨みたい」。策士の佐々コーチがどういう手を打つか、注目だ。