元職員による横領などの組織的隠蔽(いんぺい)があった日本バドミントン協会の新会長に、サッカーJリーグ前チェアマンの村井満氏(63)が就任する方向で調整中であることが13日に分かった。

14日に開催される役員選考委員会と臨時理事会で、理事候補者として村井氏を推薦。翌週の臨時評議員会でまずは副会長とし、6月の役員改選で会長に就く見通し。

同協会は不祥事の影響で、関根義雄会長と銭谷欽治専務理事が昨年11月末に引責辞任した。しかしその後も、協会執行部は銭谷氏との引き継ぎ業務にさらなる時間を要するとして再契約の必要性を強調。とはいえ先月の理事会では一部理事からの反発もあり、契約自体は先送りになっていた。

今後発足する村井新体制が稼働する上で、旧勢力の一掃が大きなカギとなりそうだ。