フィギュアスケートの世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)でアイスダンス日本勢最高タイの11位となった村元哉中(30)、高橋大輔(37)組(関大KFSC)がフリーダンス(FD)から一夜明けた26日、前夜の出来事を明かした。

エキシビション前に取材に対応。FD後の夜は村元とともに食事に出かけたといい、高橋は「プチ打ち上げに行って、おいしいものを食べて、泡で祝いました。ポンッと(瓶を)開けました」と笑顔を見せた。

演技後は自己最高のFD115・95点に喜びがあふれたが、10位の米国ペアとは1・30点差。10位となれば次回大会の日本の出場枠が「2」となる歴史的快挙だっただけに「本当にあと2点差ないぐらいでの11位。それがちょっと悔しい。ちょっと落ち着いて、ご飯食べている時は悔しさが出てきた。『惜しかったなぁ…』という反省はちょっとしました」と振り返った。

前日のFD後のコメント同様に、来季の現役続行は未定という。今の気持ちを問われた村元は「どうぞ」と高橋に振り、高橋は「ねぇ、そうですよね。じっくり考えます」とほほえんだ。【松本航】