世界国別対抗戦に出場している日本勢の男子シングル2人が、午後のフリーへ向け、公式練習に臨んだ。

3月の世界選手権6位で、13日のショートプログラム(SP)7位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)は本番用の衣装に身を包み、4回転-3回転の連続トーループや4回転サルコーなどを着氷。曲かけ練習ではジャンプは跳ばず、流れを確認した。

2月の4大陸選手権銅メダルで、SP11位の佐藤駿(19=明大)も、本番用の衣装を身につけ、4回転ルッツなどを入念にチェック。曲かけ練習では、4回転-3回転の連続トーループなどを着氷させたものの、アクセルジャンプで2度の転倒があった。その後は他の選手が早めに練習を切り上げる中、残り1分となるまで黙々とジャンプの修正を続けた。

2番滑走の佐藤は午後5時5分、6番滑走の友野は同5時37分からフリーに臨む。3大会ぶり3度目の優勝を狙う日本は、現在3位につけている。

◆世界国別対抗戦 8度目の開催となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目、優勝は12点、2位は11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、カナダ、韓国、イタリア、フランスが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合得点での順位は得点としない。各出場者(組)の総合得点はISU公認記録となる。

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