第1シードの村尾三四郎(22=JESグループ)が銅メダルを獲得した。

準々決勝でマルクス・ニマン(スウェーデン)を大内刈りで秒殺し、ベスト4に進出。準決勝で東京オリンピック(五輪)金メダルのラシャ・ベカウリ(22=ジョージア)に敗れた。

同い年で、今後この階級で世界の覇権を争っていくだろうライバルとの対決。内股で技ありを先行しながら、隅返し、谷落としを食らって合わせ一本。悔しく惜しい逆転負けとなった。

それでも3位決定戦ではイバンフェリペ・シルバモラレス(27=キューバ)相手に大外刈りで一本勝ち。18年大会の銀メダリストを下し、初のメダルをつかみ取った。

母が米国人でニューヨーク生まれ。将来性を買われて初出場した21年は2回戦敗退だったが、昨年末の世界マスターズ優勝など実績を積み上げて、第1シードで大舞台に戻ってきた。

井上康生氏の兄智和氏を監督に迎え、柔道部が4月に新設されたジャパンエレベーターサービスの1期生として、社会人最初の試合で表彰台に立った。腕力自慢がそろう外国勢に押されてきた階級で、実に05年以来13大会ぶりとなる日本勢Vはならなかったが、三四郎が来夏に迫るパリ五輪へ小さくない1歩を踏んだ。