男子の藤枝明誠(静岡1位)が、決勝で延長の末に美濃加茂(岐阜1位)を92-86と撃破した。10大会ぶり4度目の優勝。準決勝でも桜丘(愛知2位)を79-67で下した。同校の優勝で、全国選手権(12月)の県男子出場枠が1枠増えた。
女子では浜松開誠館(静岡1位)が、準決勝で岐阜女(岐阜1位)に57-56と競り勝ったが、決勝で昨年女王の桜花学園(愛知1位)に43-78と大敗を喫した。決勝進出の県勢両校は、すでに出場切符を得ている全国総体(7月、北海道)に向かう。【倉橋徹也】
藤枝明誠が、苦しみながらも東海王座をつかみ取った。ここまで追いかける展開のなかったチームが、第1クオーター(Q)中盤までのリードを詰められ、第2Qを終えるまで最大10点差を追いかけ続けた。徹底したマークで得点を封じられたゲーム主将のSF赤間賢人(3年)は「厳しい試合は想定内だったけど、前半は気持ちで負けていた」と振り返った。
しかし、32-40で折り返した第3Q開始直後、「まずは気持ちから修正した」(赤間)という気迫の2点シュートでチームをけん引。それにこたえるようにチーム主将のSG小沢朋樹(3年)も3点シュートをリングに沈め、このQで2点差にまで詰め寄った。第4Qでは守護神のセンターのボヌ・ロードプリンス・チノンソ(2年)が攻守で体を張って貢献し、75-75。延長でも取り戻した流れを守りきり、終了のホイッスル。白い歯を見せて優勝を喜んだ。
東海王者として来月の全国総体に乗り込むが、ここで満足はしていない。チーム目標は日本一。赤間は「40分間、守備からの速攻を崩さず戦いたい」と意気込み、1カ月で課題の修正に取り組む。金本鷹(よう)監督(32)も「全国総体に向けて守備やリバウンドの土台を見直したい」と気を引き締めた。全国頂点を狙うチームは、選手権の県男子出場枠をさらに1枠増やすことに期待がかかる。指揮官は「3枠目を狙いたい」と力を込めた。


