日本バドミントン協会の村井満会長は7日、都内で取材に応じ、女子シングルスの大堀彩(26=トナミ運輸)が今月4日開幕のカナダオープンへの派遣が中止となった経緯を説明した。

カナダへの渡航には「ETA」という電子ビザの発行が必要で、6月16日に事務局が選手団全員分を申請。渡航前日の6月30日に関連サイトを閲覧すると、大堀のみが未承認となっており、健康診断書類の提出が求められたという。

急いで申請し直したが、健康診断書類の提出が必要との状況は変わらず、3日に派遣中止を決定した。

また、23年6月18日の定時評議員会にて、任期満了となる全ての評議員の改選手続きが必要だったにもかかわらず、組織全体が次の改選時期を25年(令和7年)と誤認していたことも発覚した。

6月に就任したばかりの村井会長は「極めて重大なミス」と語り、「選手は人生が懸かっている。業務執行レベルの脆弱(ぜいじゃく)性に起因している」と反省の言葉を並べた。

今後はナショナルチームの派遣総務グループを発足し、複数人によるチェックを必須化。評議員などの任期も一覧化できるようにする。

日本バドミントン協会は昨年3月、元職員による横領などの組織的隠蔽(いんぺい)があったことを公表。6月18日にサッカーJリーグ前チェアマンの村井氏が新会長に就任し、組織改革の断行を掲げており「私には意識改革を進めていく責任がある」と話した。

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