バスケットボールB2リーグ・ベルテックス静岡の昇格初年度を主将としてけん引するPF加納誠也(34)と副将の1人のPG岡田雄三(27=三島市出身)を取り上げる。加納は「強いチームにリバウンドで負けない」などと意気込んだ。【倉橋徹也】
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リーダー陣が、B2で戦う手ごたえを感じている。練習試合などを5戦ほど消化。守備スタイルなどにおいて加納は「通用すると感じた部分があった」と話した。B2チームに負けないリバウンドをするため、修正と磨きをかけ続ける。「自分たちがどれだけやれるのか楽しみ」。天皇杯のB1群馬戦(69●82)にも触れ、「第3クオーターまで試合を支配できていた」と充実感を漂わせた。
あうんの呼吸を合わせるため、練習で意思疎通の細部まですり合わせ、「メンタルにもこだわっている」と加納。開幕に向け、気持ちを高ぶらせた。副将の岡田もチームプレーについて「良くなってきている」と評した。岡田は特に開幕2連戦(5~6日、対神戸)に懸ける思いが強く、「初戦で勝てれば、すごい自信になる」と力を込めた。
今チームは昨季以上に早いボール回しや多彩なプレーを披露する。攻撃ではガードをできてパスも出せ、ローポストプレーもできるSGトーマス・ブロープレー(32)が軸に。C兼PFジョン・ハーラー(24)のスクリーンや体を張ったリバウンドも、チームに勢いを与えそう。岡田は「経験ある大塚(勇人)さんと橋本(尚明)さんも加入し、昨季以上にボールが回せる」と胸を張った。5日、いよいよB2の扉を開く。