21年東京パラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表で銀メダル獲得に貢献した鳥海連志(24)が10日、アシックスとプロ契約を結んだ。都内での会見で鳥海は「プロアスリートとして、よりパフォーマンスを向上させ、いろいろな影響を与えられるプレーヤー、人間になりたい」と話した。

アシックスがパラアスリートと所属契約を結ぶのは初めて。広田康人社長は「パラスポーツには、スポーツが持つ本質的な価値や人々に感動を与える力がある」と力説。「(鳥海のアスリートとしての活動を)一方的にサポートするだけではない」としたうえで「彼が持つ感性や発想、さまざまな活動にも注目している。スポーツだけでなくファッション分野でも幅広く活動してもらえるのでは」と述べた。

会見の途中、オニツカタイガーの新作スーツに「お色直し」した鳥海は「洗練されたウエアに挑戦したい」と笑顔で話した。

鳥海は東京パラリンピックで活躍。華麗なプレースタイルは国民的バスケ漫画『スラムダンク』の流川楓を想起させ、「車いすバスケ界の流川」と話題を集めた。22年9月のU23世界選手権(タイ・プーケット)では日本の優勝に貢献した。

東京パラリンピックで銀メダルを獲得した日本男子代表だが、24年パラリンピックの出場権はまだ獲得していない。来年1月のアジア・オセアニア・チャンピオンシップ(タイ・バンコク)や、同年4月の世界最終予選(フランス)で出場権獲得を目指す。