【エスポー(フィンランド)=藤塚大輔】ショートプログラム(SP)で12位と出遅れた河辺愛菜(19=中京大)は、フリー110・88点で合計161・00点の9位だった。
1週間前に右足の甲を痛めた影響もあり、SPでは2本ジャンプで転倒するなど不本意な成績に終わったが、フリーでは踏ん張った。
黒の妖艶な衣装に身を包み、「ボレロ」を舞った。冒頭のダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループを決めると、続くフリップ-トーループの連続3回転も着氷。後半の3回転ジャンプでは回転不足を取られる場面もあったが、最後まで粘りきった。
演技を終えた瞬間は、氷の上にはいつくばるフィナーレの姿勢からしばらく動けず。持てる力を出し切り、得点を見届けるとうなずく様子も見られた。
それでも、口を付いたのは反省の弁だった。「成長が(GP)2試合で全くなかったので、自分のためになったかって言われたら、そう感じれていない。練習はそんなに悪かったっていうわけじゃないと思う」と唇をかんだ。
全日本まで残り1カ月。切り替えて、前進する。「本番を意識して1カ月しっかり練習して出し切れるように、何か自分のためになるものを得られるように頑張りたいです」と見据えていた。


