今夏のパリオリンピック(五輪)女子シングルス代表入りが決定的となっている早田ひな(23=日本生命)がストレート勝利を収め、4強に進出した。
同じ左利きの長崎美柚(21=木下グループ)を4-0(11-8、11-7、11-8、11-6)と圧倒。第1ゲーム(G)から確実に得点を重ねた。第3G後半には8-7と迫られたが、鋭いスマッシュをミドルや左右に打ち分け、流れを渡さなかった。「戦術や駆け引きで全てがうまくハマった」とうなずいた。
早田は昨年の世界選手権女子シングルスで銅メダルを獲得。約2年に及んだパリ五輪選考レースで首位を独走しており、すでに初の五輪シングルス代表入りが確実となっている。「ずっと1位で、今もプレッシャーを感じている」と打ち明けつつ、最終選考を兼ねた今大会も4試合中3試合でストレート勝利を収め、盤石の強さを誇っている。
前日26日には平野美宇(23=木下グループ)がパリ五輪女子シングルス代表権をつかみ、伊藤美誠(23=スターツ)が逃すことが決定的となった。同学年の早田にとって「雲の上の存在」という2人。「(シングルスの代表枠が)2つしかないのは残酷」「何で2枠しかないのかな…」と率直な思いを口にし「同い年だから分かり合えたり、切磋琢磨(せっさたくま)できたりする。伊藤選手の分まで、五輪ではシングルスで金を取りにいかないといけない」と自らに言い聞かせるように誓った。
女子ダブルス、混合ダブルスとの3冠を達成した前回大会に続き、2年連続3度目のシングルス優勝まであと2勝。翌28日の準決勝では、パリ五輪女子シングルスの平野美宇(23=木下グループ)を4-3で下した赤江夏星(19=デンソー)と対戦する。「この大会でも進化できるように」と頂点を見据えた。
◆パリ五輪への道 最大3人が出場。日本は2月の世界選手権団体戦(釜山)8強で団体出場権(3枠=シングルス2枠含む)を得る。国内のシングルス代表選考レースは、今回の全日本選手権で終了。上位2人が「シングルスおよび団体戦代表候補予定選手」、残る1人の「団体戦代表候補予定選手」はシングルスで選出の2人とダブルスが組め、団体戦で活躍が期待できる選手となる。全日本は優勝=120点、準優勝=100点、4強=80点、8強=50点、16強(6回戦敗退)=20点、32強(5回戦敗退)=10点に設定されている。


