三宅咲綺(22=シスメックス)が71・51点で首位発進した。
今春の世界選手権銅メダルの千葉百音ら多くのトップ選手が集う中、唯一の70点台を記録。「びっくり。こんなに評価してもらえると思っていなかったのですごくうれしいです」と目を丸くした。
冒頭で3回転トーループの連続ジャンプを決め、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツも成功。3つのスピンでも最高難度のレベル4を獲得した。中野園子コーチから「練習は裏切らないよ。すごいじゃん」と声をかけられたといい「すごく自信になった」と手応えを口にした。
今年3月に岡山理科大を卒業した22歳。7歳で競技を始め、22年春に神戸クラブへ加入した。同年から世界選手権で3連覇した坂本花織はクラブの2学年先輩。「私生活から練習態度まで全てお手本にしている」と尊敬のまなざしを向け「練習の時から絶対に諦めない。そういうところをずっとまねしてやってきたら、自分もここまで来れた」とうなずいた。
来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場枠は「3」。三宅は現時点で選考に重要なグランプリ(GP)シリーズの出場権を得ておらず、五輪切符をつかむには全日本選手権で優勝するか、同選手権で2~3位に入り、ISU公認大会でのシーズン最高得点上位3人に名を連ねておきたい。
9月にはISU公認大会にあたるチャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯(5~7日)にエントリー。そこで好結果を収めるべく、フリーで高難度のトリプルアクセル(3回転半)の投入を目指している。五輪への道は極めて厳しいが「トリプルアクセルが跳べるのは大きな武器。先生からも『アクセルに挑戦してもいいよ』と言ってくださっているので、期待を裏切らないようにしたい」とわずかな望みにかける。
◆ミラノ・コルティナ五輪男女シングルの選考条件 出場枠は各3。全日本選手権の優勝者が最優先で代表入り。2人目は全日本の2、3位、グランプリ(GP)ファイナル(12月4~6日)の日本勢上位2人、全日本終了時でISU公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は全日本終了時の世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイントの上位3人などを選考対象に加える。


