バレーボール男子の世界選手権(12日開幕、マニラ)に向けた壮行試合が2日、東京・有明アリーナで行われ、世界ランキング5位の日本が同15位のブルガリアに3-0のストレート勝利を収めた。試合が3セットで決まったため、特別ルールで実施された追加セットも奪取。51年ぶりの表彰台を目指す世界選手権へ、順調な調整ぶりを見せた。
バースデーボーイが躍動した。この日、24歳の誕生日を迎えた高橋藍(サントリー)が2本のサービスエースを含むチームトップの15得点。緩急自在なスパイクで翻弄(ほんろう)し、ストレートの快勝に導いた。「チームにはスパイクを打てる選手が多いので、自分は頭も使って安定して得点を取ることを心がけた」。3日も同会場でブルガリアと、6、7日は千葉・ららアリーナ東京ベイで前回大会覇者のイタリアと壮行試合で対戦する。24度目の記念日に「世界選手権へ向けて最強のチームを作って臨む」と、決意を新たにした。
メダル獲得を目指し、私生活からストイックに調整する。準々決勝敗退で終わったネーションズリーグ(VNL)後から、「さらにいいパフォーマンスを出すため」と食事制限を実施。目標を体脂肪率10%前半に設定し、高脂質の食べ物を控えるようにしている。「僕の大好きなラーメンが食べられない」と頭をかくが、「バックアタックでの浮遊感はすごく感じられる。攻撃の幅が広がる」と、変化に手応えを示した。
VNLで課題を残したセッターとのコンビネーションやパイプ攻撃(ミドルブロッカーをおとりにしたバックアタック)の精度も向上。「セッターとの関係性もそうだし、個人的なスキルやフィジカルの強化もかなりできてきた」と高橋。日の丸の攻守の要が、さらに状態を上げていく。【勝部晃多】


