男子テニスの錦織圭(36)が1日、自身のSNSを更新し、現役引退を発表した。日本のテニスを世界水準へ押し上げたパイオニアが、ついに第一線を退く。

 

以下、投稿の全文

 

今日は皆さまにご報告があります。

このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。

小さい頃からテニスに夢中になり、「世界で戦いたい」という思いだけを胸に走り続けてきました。

その中でトップの舞台に立ち、トップ10という場所まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです。

限界に挑み続ける日々の中で、勝利の喜びや敗戦の悔しさ、 満員の会場で感じたあの特別な空気は、何にも代えがたいものでした。

また、度重なる怪我との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。

それでも「テニスが好きだ」「もっと強くなれる」という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。

そのすべての過程が、自分の人生を豊かにし、今の自分をつくってくれたと感じています。

どんな時も応援してくださった皆さま、そして常にそばで支えてくれた家族に、心から感謝しています。

正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。 それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、「やり切った」と胸を張って言える自分がいます。

テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、 心から幸せに思います。

残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます。

錦織圭