中国は今大会でも強さが際立った。お家芸の卓球や体操に加え、競泳や陸上などで量産した金メダル数は、日本の2倍以上の計169個。競泳男子で19歳の張展碩が7冠を達成し、陸上女子やり投げでは18歳の厳子怡が2024年パリ五輪女王の北口榛花(JAL)を破るなど新鋭も台頭し、2年後のロサンゼルス五輪に向けて脅威だ。
国籍変更選手の存在感も増した。バーレーンは陸上の女子でケニア出身のヤビが3冠、男子でエチオピア出身のバレウが2冠。柔道男子73キロ級優勝のナグチェフ(アラブ首長国連邦)はかつてロシア代表として実績があり、全日本柔道連盟の山田利彦強化委員長は「特に中東の国々でそうした形の強化が進んでいる。対策を考えないと」と警戒する。
韓国はメダル総数が150個で、前回23年杭州大会から40個も減った。金メダル1個の競泳や女子が無冠のアーチェリーなど不振だった伝統競技が自国メディアから厳しい目を向けられた。台湾も前回大会19個の金メダル数が5個となり、世代交代の遅れが指摘されている。


