フィギュアスケートの全日本選手権アイスダンス予選会は1日、ALSOKぐんまアイスアリーナでフリーダンス(FD)が行われ、愛称「しょまりん」の本田真凜(25)宇野昌磨(28)組(トヨタ自動車)が、公式戦デビューを総合4位で終えた。FDは前日のリズムダンス(RD)に続いて4位で、合計145・70点。2種目を完遂したため、年末の全日本選手権(大阪)出場が確定した。吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が175・82点で優勝した。
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163センチの本田が、157センチの宇野に持ち上げられ、空中で何度も旋回した。冒頭のコンビネーションを構成する二つを含め、三つのリフトは全て最高のレベル4。肩越しに客席が広がる。「『すごいでしょ』っていう気持ちで上にいました」と本田。磨いてきた技で、観衆を魅了した。
結成当初、男性の方が6センチ低い組み合わせにリフトの難しさを指摘する声もあった。それでも2人は他にも10種類ほどのリフトを試し、自分たちに合う形を模索。本田は「全然怖さもないですし、自分のリフトに集中して上にいることができている」と胸を張った。
全日本へ向け、課題も見えた。ツイズルはともにレベル1。宇野はRDの手応えと点数のギャップを明かしたが、この日は落ち着いて滑り、採点につながるポイントを冷静に見極めた。「賢く演技をするっていうのが必要になるのかな」。その上で「試合に出れば出るほど成長する」と、自信は揺るがなかった。
30年フランス・アルプス五輪へ、次は再びイタリアで磨く。ミラノ・コルティナ五輪4位で、身長差の小さいギニャール、ファブリ組に教わる予定だ。「2人にできることは私たちも頑張ればできるはず」と本田。宇野も「誰にも邪魔されずに突き進んでいきたい」。2人で選んだ道を歩んでいく。【勝部晃多】


