カヌー王国の山形県が、五輪経験者をコーチに加えた「中高一貫教育プラン」を持っていることが分かった。北京五輪カヌーで日本女子史上初のダブル入賞を果たした竹屋美紀子(28=山形・谷地高教)が4日、山形県庁を表敬訪問。日野雅夫副知事に、フラットウオーターカヤックペア500メートルで5位、同フォア500メートルで6位に入ったことを報告した。今後は12日開幕の日本選手権(石川・小松)と28日開幕の大分国体に出場するが「国体の後については、何も考えていません」と去就についての明言は避けた。
山形県カヌー協会は、竹屋に県内の中学生を指導してもらうプランを温めている。谷地高出身者では竹屋以外にも、白田美由希(24)が04年アテネ五輪代表になるなど、高校カヌー部の指導体制は充実している。今後は谷地高と同じ河北町にある河北中カヌー部の指導に力を入れ、中高6年間の一貫強化を目指す。
同協会の加藤優理事長(80)は「竹屋と一緒に練習するだけでも、中学生は喜ぶ。最高の手本だ」と指導力に期待した。谷地高教諭の竹屋は制度上、河北中で教えることも可能。「今も中学生には教える機会はある。若い世代を教えるのはいいこと」と前向きな姿勢を見せた。【柴田寛人】


