昨季準優勝の明大が、劇的に2大会連続の4強進出を決めた。一時は15-3とリードしながら、東海大の強力モールを止めきれず残り10分で15-15の同点に追いつかれた。だが、ここからが冷静だった。全員で円陣を組む。慌てず、SH福田主将を中心に結束した。

敵陣でジワリと攻め続け、残り1分で東海大の反則を誘った。FB山沢京平(2年)のPGが決まって18-15と勝ち越し。その瞬間、時計の針は後半39分27秒だった。まさに土壇場で、4強の扉を開いた。福田主将は「今までなら、同点にされた時点でパニックになっていた。どう、重圧をかけ続けるかを明確にしたことで、メイジの強みが出ました」と明かした。

準決勝は最高の舞台が整った。2日の対抗戦で惜敗した早大との再戦。田中澄憲監督は「うちは挑戦者」。福田主将も「雪辱するには最高の環境。キックオフから重圧をかけたい」。昨季は決勝で帝京大に20-21の1点差惜敗。96年度を最後に遠ざかる日本一へ。復活への第1歩として、まずは宿敵早大を撃破する。【益子浩一】