昨季のリーグ戦を制した神戸製鋼SH日和佐篤(32)が20年1月開幕予定のリーグ戦2連覇と、カップ戦優勝の2冠を誓った。

前半13分にWTB児玉健太郎(27)のトライで先制し、前半で15-0。フランカー橋本大輝(32)が前半7分で負傷交代したため、日和佐はゲーム主将を務めた。後半は一時8点差に迫られるなど自慢の攻撃は影を潜め「近鉄さんの素晴らしいプレッシャーで、神戸のラグビーをするのが難しかった。トップリーグだから、カップ戦だから、というのは感じていない。勝ちたい」と思いを語った。

自身は9月開幕のW杯日本大会を目指す日本代表42人から漏れた立場。代表に関しては「可能性としてはゼロに近い」とし「神戸に戻った以上、神戸で競争がある。日本一で終われるように努力したい」とキッパリ。隣からはすかさずデーブ・ディロン・ヘッドコーチが「自分は(日和佐が代表に)入っているべきだと思う」と日和佐のコメントに重ねて発言し、会見場は和やかな雰囲気となった。