ラグビーワールドカップ(W杯)に出場する日本代表を送り出す壮行会が7日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、5000人超のファンが紅白のパネルを使って日本代表のスローガン「ONE TEAM」の字を浮かび上がらせた。

その後の記者会見でジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は「いい知らせがあります。福岡のケガは彼が感じたほど深刻ではない。医学的にいうとグレード1の張り。マフィの肩も若干の負傷なのでシリアスではない」と説明。6日の南アフリカ戦で、試合開始直後に右ふくらはぎを痛めたWTB福岡堅樹と、右肩を痛めたNO8アマナキ・レレイ・マフィの負傷程度は軽いとした。

8月下旬までの北海道・網走合宿で負傷した選手らの表情も明るかった。右足首を捻挫したフランカー姫野は「ケガした瞬間はネガティブになったけど、感覚的に大丈夫だと思った。開幕戦は大丈夫」と笑顔。首を負傷したフッカー堀江翔太も、現在はコンタクト練習に参加し、1対1のスクラム練習で状況を見極めている。開幕戦については「出る気です。多少痛みはあるけど日に日によくなっている」と意欲を見せた。不安視されていた中心選手たちが、20日のロシア戦で帰ってくる。