ラグビーW杯日本大会で過去最高の8強入りを果たした日本代表が21日、都内で総括の記者会見を行った。前日20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)は、南アフリカに3-26。会見場に入ってきた選手たちは、拍手で出迎えられた。

4連勝での1次リーグA組首位通過など、功績を残したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は「この3年間、チームはハードワークを続けてきた。今年は今まで以上に努力を重ねた。31人の選手だけでなく、他にも選手たちが貢献してくれた。それでこの大きな成果を得られた。W杯を誇らしく戦うことができた。ファンの皆さま、国民の皆さま、熱いサポートをありがとうございました」と感慨深げに振り返った。

2大会連続で主将を務めたフランカーのリーチ・マイケル(31=東芝)は「このチームのキャプテンを誇りに思っています。ベスト8に行ったことはすごくうれしい。(8強の要因は)まずはジェイミーHCが『ONE TEAM』を作り上げたこと。それでベスト8が達成できた」と振り返った。

次回は23年フランス大会となる。リーチは「日本代表が強いまま継続することが大事。日本のファンに感動を与えられる試合を続けられたらいい」。ラグビー熱の高まりを、未来につなげていく。