ラグビートップリーグに来季昇格を決めたホンダ鈴鹿製作所の「ホンダヒート」からプロ契約を不当に破棄されたとして、元日本代表三木亮平(30=三洋電機)が、ホンダに2500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが11日分かった。13日、第1回口頭弁論が開かれる。

 三木側は、05年4月にホンダとプロ契約し、1年ごとに契約更新。昨年3月10日にホンダ幹部と協議して、年俸2500万円の現状維持で更新した。しかし、ホンダは同31日、中国にいた三木に電子メールで更新拒否を通告。三木は三洋電機と年俸700万円で契約するしかなかったという。

 ホンダ側は「海外に行くなら契約は終了と伝えたのに中国に行った」。対する三木側は「中国行きを制止されてない」と反発している。三木はバックス。今季出場は6試合ですべて後半からだったが3トライを記録。日本代表のキャップ数は9。座右の銘は「24時間、365日プロフェッショナル」という。