<大相撲九州場所>◇10日目◇20日◇福岡国際センター

 東前頭筆頭の隠岐の海(27=八角)が20日、右足の指の骨折で休場した。日本相撲協会に「右第3趾基節骨骨折で1カ月程度の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。10日目の対戦相手、栃煌山は不戦勝。

 師匠の八角親方(元横綱北勝海)によると、8日目の豪栄道戦で痛め、現在はまともに歩けないという。隠岐の海は2日目に新横綱日馬富士から初金星を挙げたが、10日目の不戦敗で負け越しが決まった。休場は野球賭博問題で謹慎した2010年名古屋場所以来2度目。今場所の十両以上の休場者は7人となった。

 八角親方は「稽古が足りないから、その程度で骨が折れる。まずは治して、やり直さないと駄目だ」と手厳しかった。