大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の番付編成会議で新十両が決まった亀井改め希善龍(27=木瀬)が27日、大阪・吹田市の木瀬部屋で記者会見した。

 しこ名は、地元の香川・善通寺市から1文字とったもの。「親方と父が話して決めてくれました。しこ名に負けないように、しっかり相撲を取りたい」と気が引き締まった様子。最大の武器は“黄金の左”だ。師匠の木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「左上手を取ったら誰でも振り回せる力がある」と評価する。新十両が決まり、故郷の善通寺市からは「早く帰ってきてほしい」と、里帰り要請も出ている。希善龍も「近いうちに帰りたいです」と、地元への“凱旋(がいせん)”を楽しみにしていた。