日本相撲協会は20日を年寄名跡証書の提出期限としたが、春日山(元前頭浜錦=37)鳴戸(元前頭隆の鶴=37)熊ケ谷(元十両金親=44)の3親方が提出できなかった。

 協会は来年1月の公益法人化を目指して、年寄名跡の一括管理を決めていた。春日山親方は先代親方(元前頭春日富士=47)と係争中で、残り2親方は先代親方の親族との話し合いがついていないため。

 今後は危機管理委員会が調査にあたるが、来年1月12日の初場所初日までに提出するよう通告した。猶予は与えたものの、北の湖理事長(元横綱=60)は未提出なら厳しい処分を下す構え。評議員会でも「公益法人スタートへ協会の姿勢を揺るぎなく厳正に示す。厳しい態度で臨む」とあいさつした。