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全日本インカレ・3日目
意地見せ4位!

 全日本インカレ最終日。30度を越える炎天下の中、熱戦が繰り広げられた。4×400m リレー決勝は戦前のコメント通り、第1走に清水(祐)を起用、スタートとアン カーを4年生で固める最強の布陣で臨んだ。清水は前半から果敢に飛ばし、最後こそ 疲れたものの4番手でバトンを渡すと、4年生の意地の走りを受けた西村、光安も粘 りの走りでつなぐ。最後はキャプテン伊藤が前の選手を捕らえる貫禄を見せゴール。 上位校とはやや差をつけられたものの、4位と健闘した。また、ハーフマラソンには 3選手が出場。先日の全日本大学駅伝予選会の雪辱が期待されたが、上位の壁は厚く 、残念な結果に終わった。3日間の競技の結果、法大は21ポイントで男子総合11位だった。




コメント

成田監督
「個人で3種目のみの入賞とは、厳しい。自己記録を出せば入賞できるのにできない のは、今の実力。関東インカレでも2部落ちの危機にある今、気持ちを出して、力を 出さないと。長距離は、春先よりはずいぶん上がってきた。夏の合宿に入れば、もっ と上がってくるだろう。故障者は、みんな練習を開始してきたので、これから。次 は、18日にある明大戦。六大(対校)でうちはやられているし、あちらは今、上り 調子なので、そこを叩いて調子も上げていきたい。」

苅部コーチ
「(マイルリレーについて)勝ちに行った結果なのでしょうがない。勝ちに行く メンバー、走順で臨んだが誤算があった。清水がもう少し走れる予想をしていて、光 安のところでトップ争いをするつもりだったが、それができなかった。でも、清水は 責められない。攻めにいっての結果なので。無難に走れば3番には入ったと思うが、全 員が攻めの走りをしていた。(優勝した)東海大はひとりひとり(の能力)が上。 勝負するにはどうしても無理をしなければならなくなる。(400mHについて)まだ一年 生なので。大学のレースは高校とは全然違う。その中で得るものがあったのでは。 二人とも最初からダラッという感じのレースではなかったので。(3日間振り返って) 雰囲気があまりよくなかった。法政はもともと少数精鋭で何を仕出かすかわからな いと恐れられるようなチーム。そういうところが今回はなかった。負けても悔しいと ころを全く見せずにチャラチャラしているような選手もいた。それはあまりよくない こと。法政は常にカッコよく、スマートで強くなければならないので。(その中で の収穫)マイルの西村、光安。まずまずよく走ってくれた。来年はエースがいなくな ってツラいとは思うけど・・・あとは110mH、梶川(三段跳)。(総合11位)本当は上 位に行きたいところだが、人数が少ない。優勝がないのはさびしいし、得点の取り 方もあまりよくない。リレー除いた個人では3人だけ。下位入賞にも少しずつ入るよう でないと。(今後)4年生が抜けて、新しいチーム作りをしなくてはならない。(参 加)標準を切ってない選手がほとんどで、リレーも新しいチームで標準を切らな いと出られない。夏から強化していく」

男子4x100mリレー
清水祐亮選手(第1走)

「一言で言えば、不完全燃焼。調子は良かった。あの日(1日目)は、三本(100 m予選・4×100mR・100m準決勝)走るつもりだったので、100mの予選 のアップも本気でなく、三本目(100m準決勝)にピークを持って行くようにして いた。通れると思っていたのもあり、集中力不足だった。風の影響もあったが。リ レーは2本目だったし、いい走りが出来た。マイルは、決勝に残ったら行くぞとは言 われていたが、予選で落ちていたので、元気だったので行きますと行った。ただ40 0の練習不足だったので、最後はバテてしまった。来週の南部記念に出ます。不完全 燃焼で、元気もあるので。自己ベストへ向け頑張りたい。」

伊藤友広選手(第4走)
「(調子は)疲れていた。(マイル)予選は(西村)翼が走れていた。清水の起用は表彰台を狙っていた。うまくいけば2位くらいになれるかと。厳しい状況だった。4位、マイルは大会前ダメだろうと言われていたが。光安、翼がいい走りをした。収穫。次につながる。(走り)風もあり走りにくかった。3番につきたかったが、差がつまらなかった。優勝チームもタイムは悪かった。風の中でも7秒台は出るかなと思ったが。条件よくないので仕方がない。(今後)南部にすべてを。疲労を抜いていく。」

男子110mH
高橋 誠選手

「(調子は)ばっちりでした。関カレからの練習計画どおりにいけたので。予選は自己ベストを出したが、準決勝はふがいなかった。力不足。1台目で体が浮いてバランスを崩してしまい自分のレースができなかった。タイムもひどすぎる。関カレのときのように悔いが残った。(準決勝)14秒18で決勝にいけるか。混戦でプレッシャー。もしかしたらいけるかもと思ってしまった。力不足。(今後)もう一度競技に対して考え直す。どうしたら速くはしれるのかと。(今後)来週のトワイライト。9月の学生ジュニア、8月に神奈川の記録会もでると思う。」

西畑宏史選手
「(調子)こんなもの。ふつう。(走り)あんなもんかな。(5台目くらいで足を引っかけたようだが)つきもの。しかたがない。(大学4年)早かった。あっというま。(法大陸上部)ハードルやっていてよかった。すべてにおいて環境とかも。中大の伊原選手と切磋琢磨し刺激を与えた(笑)(陸上をやってきて)いい人脈ができた。仲間も。(これから)卒業できるように頑張ります。」

*法政大学 個人成績*(丸数字は学年)

種目 成績 選手名 記録
ハーフマラソン決勝 25位 岡田拓也B 1時間7分55
28位 友廣哲也A 1時間8分04
30位 山口 航B 1時間8分30
男子400mH予選 3組8着 予選敗退 松本直記@ 53秒54
5組失格 予選敗退 小川敦史@
男子4×400mリレー決勝 4着 清水C西村A光安B伊藤C 3分10秒32


全日本インカレ・2日目
4×400mリレー決勝進出!

 全日本インカレ2日目が国立競技場で行われた。混戦の男子110mHでは、今季上り調子の入江幸人が6位にはいった。200mでは、奥野裕嗣の決勝進出に期待がかかったが、残念ながら予選突破はならなかった。また、予選突破は厳しいといわれていた4×400mリレーは伊藤友広の快走もあり、1位で明日の決勝に駒を進めた。
 明日は、9時15分ハーフマラソンより競技が開始される。


コメント

苅部コーチ
 マイルは来年のこともあるから,1〜3年でやろうと思ったが、決勝に残ろうということで伊藤を使った。伊藤にはあまり負担を掛けたくなっかたが、それほど負担にならない展開だったし練習ということで。今日の走りではダメージはきていないだろう。決勝に残ったので明日は面白いレースになります。優勝に絡んでいけるようなレースを期待していてください。清水を使います。不完全燃焼なので完全燃焼させます。(110mHは)できれば三人(決勝に)残ってほしかった。西畑はスタートはよかったが、5台目くらいでひっかけてバランスを崩してしまった。その修正もきかなかった。高橋は1.2台目で崩してしまった。線もまだ細い。今回ベストを出したし、来年につなげてほしい。バランスを崩しても修正する能力という点で、まだ未熟。入江は足を痛めていて痛み止め飲んでなんとか決勝にいった。途中まで3番くらいにいたので惜しかった。力が拮抗している。ちょっとのミスで順位が変動してしまう。次につながればいい。決勝に出た8人中5人が3年生。来年も同じ。高校からずっと戦ってきた。切磋琢磨していってほしい。高橋の巻き返しにも期待したい。( 奥野)技術的なことでなく、気持ちの問題。アップはよかった。持ってるものは強いが、試合に発揮できなくては。練習は強いが、本番に発揮できていない。4年間そんな感じできてしまった。コーチングスタッフのミスもあるだろう。精神的なものは難しい。期待していただけに残念。(明日)400mHは、決勝は厳しいかもしれない。難しい。

110mH
入江幸人選手
 調子は昨日よりもよかった。予選はタイムはよかったが、走りはよくなかった。今日はアップはよかったが、実践にはいかせず。(レース)準決勝は集中して安全に。決勝はガンガンいこうと思った。ハードリングが安定せず、あ〜っという感じ。(6位)普通に記録を出せば2位には入られた。ふがいない。上位に入った人は高校のときから知っている人たちで、来年もあたる。負けないようにしたい。(課題)調整方法。キレを欠いていた。前は動きが悪くてもキレがあればいけた。日本選手権からの練習に問題があったのかもしれない。(今後)記録の更新。技術、ハードリングを固める。来年に備えて13秒8台を普通に出せるように。16日の試合に出る予定。

走幅跳
沼倉雅樹選手
「(結果について)手ごたえがなく、そのために悔しさもなく。関カレと違って 、勝負して負けたのではなく勝負にならなかった。未熟だったのかな。動けていなか った。足の張りで、試合前に練習していなかったのもあるけど。(不調の原因は) 自分でも聞きたいぐらい。自分自身波のある選手なので、今日は悪い方が出てしまっ たのだろう。(最後の試合ということで)跳びたいと思ったが空回りしてしまった。 やはり、適度に適当なのが一番。今日は気合が入りすぎてしまった。(今後について )大きな試合はこれで引退だが、これからも(陸上は)続けていくつも り。自分自身が限界だと思うまで、細々とでもやっていきたい」

*法政大学 個人成績*(丸数字は学年)

種目 成績 選手名 記録
男子110mH準決勝 1組7着 準決勝敗退 西畑宏史C 14秒31
2組3着 決勝進出 入江幸人B 14秒25
2組6着 準決勝敗退 高橋誠B 14秒55
男子110mH決勝 6位 入江幸人B 14秒14
男子200m予選 3組8着 予選敗退 奥野裕嗣C 22秒16
男子800m予選 3組7着 予選敗退 吉岡亮C 1分54秒61
男子4×400mリレー予選 4組1着 決勝進出 松本@光安B西村A伊藤C 3分9秒44
男子走り幅跳び 13位 沼倉雅樹C 7m32
男子砲丸投げ 21位 山田壮太郎@ 13m66


※お詫び 男子800mの吉岡選手の記録を1分56秒61と掲載しましたが、1分54秒61の誤りでした。関係者の方々にはご迷惑おかけしました。訂正してお詫びいたします。


全日本インカレ・1日目
伊藤 準優勝!梶川 3位!

  晴天に恵まれ、第73回日本学生陸上競技対抗選手権大会兼アテネオリンピック代表選手選考会(全日本インカレ)が、国立競技場で開幕した。110mHの三人は順当に準決勝に駒を進めたが、100mの清水祐亮(経4)、4×100mRは予選落ちに終わってしまった。その中、三段跳びの梶川洋平(経3)、400mの伊藤友広(経4)はそれぞれ3位、2位と表彰台にのぼった。また、10000mの原田誠(社3)も29分台をマーク。強豪相手に健闘を見せた。


コメント

400m
伊藤友広選手

「(調子がよいと昨日言っていたが)体がけっこう動いた。目標としていたタイム(45秒台)は出せなかった。もう少し山口(東海大・1位)に近い位置でゴールしたかった。完璧ではないが43台は許容範囲内。来週の南部記念につながる。(走りは)最初100mは軽くいってバックストレートは風があったというのもあったが、スピードに乗り切れず、コーナーで頑張ったが最後まで持たなかった。350mくらいまでしかもたず、最後はばらばらになってしまった。前半の200mをうまくスピードに乗せられるようにしたい。(明日のマイルは)走ります。楽な組なので決勝にいければ。決勝になれば清水(祐亮)も使えるので。決勝を目指していく。(400mの今後)そこそこ走れた。日本選手権までの走りの流れの悪さがかいぜんされてきた。いい感じ、晴れやかな気持ちで、自信を持って試合をむかえる。(表彰台の笑顔は)清水達が前にいたので。走りが思い描いた走りに近かった。すごいよかったわけではないが。」

三段跳び
梶川洋平選手

「(調子は)悪い。一週間前くらいから全然走っていない。練習なしで望んだようなもの。走り方もおかしいし、助走もあわない。悪いなりにはよかったが。記録もいいものではない。なんともいえない。(他の人が試技中も練習してましたが?)多少でも練習して取り戻さないと跳べない感じだった。ちょっとでも動いて戻そうとした。(今後)16mなかばをとぶ。体をなおして16m30〜40をとぶことが目標。次は南部記念の予定。しかし、足の状態が悪い。狙っていくのは8月から。」


苅部コーチ
「今日は、リレー、清水が残念だった。清水は、あの組だけ向かい風だったので、運が悪かった。でも、決勝、優勝を狙うのであれば、2位には入っとくようにしなきゃいけなかった。リレーでの走りが良かっただけに残念だった。逆に良かったのは、伊藤と110mHの三人。伊藤は、予選で悪かったので、決勝は修正していこうと話した。前半から行こうと話していたが、山口君(東海大)にどこまで食らい付けるかっだった。ただ他の人には負けなかったから、力は出せたと思う。次は南部記念。今日をステップに南部記念でいい走りをすれば、オリンピックに行ける。もうちょっとスピード練習をして、45秒台は出したい所。明日は、110mH。決勝に残ってほしい。高橋は今日自己ベストを出したし、入江の怪我は心配だが力はある。西畑は、4年で最後のレースだし、うまくまとめてほしい。200の奥野は予選は大丈夫だろう。マイルは厳しいレースになると思うが、決勝に行ってほしい。」

*法政大学 個人成績*(丸数字は学年)

種目 成績 選手名 記録
男子100m予選
1組3着 予選敗退
清水祐亮C 10秒66
6組7着 予選敗退
田中恭一郎B 10秒80
男子400m予選
3組1着 決勝進出
伊藤友広C 47秒39
   〃   決勝
2位
  〃   46秒37
1500M予選
2組12着 予選敗退
清水陽介A 4分00秒08
10000m決勝
15位
原田誠B 29分38秒35
110MH予選
2組3着 準決勝進出
西畑宏史C 14秒34
4組2着 準決勝進出
入江幸人B 14秒13
5組3着 準決勝進出
高橋誠B 14秒13
男子4x100mリレー予選
5組3着 予選敗退
菅沢A・奥野C・田中B・清水C 40秒79
棒高跳決勝
なし
松田翔吾B 記録なし
三段跳び決勝 3位 梶川洋平B 15m86
女子100M予選
3組4着 予選敗退
関山栄見B 12秒33


全日本インカレ
監督、コーチ、選手に直前取材



7月2日から4日に国立競技場で行われる全日本インカレに出場予定の選手及び監督、コーチに直前取材を試みました。


成田監督
「全体的な調子はあまりよくないでしょう。目標は去年よりはよくなりたい。とれる ところでとってくれれば。110mH400幅三段などで。リレーは決勝にいってもらいたいが厳 しい。吉冨がつかえない。ハーフは三人まともに走ってくれれば。きっちり今の力をだし て。圓井はあがっていないので走らせないかも。あまりに悪ければ。話によると全 然のようだ。一万は原田がどこまでまとめられるか。どうなるか。全身疲労らしいが。ま だみんな調子は戻っていない。マイルは一年を使う。通ってくれれば。来年に向けて。 

苅部コーチ
「調子なかなか厳しい。目標は4×100リレーで上位に。出る種目は全部決勝へ 行ってもらいたい。マイルは一年を二人使う。もしかしたら決勝はダメかもしれない。選 手はうまく戦えるよう様子をみながら決める。決勝にでられれば奥野清水もある。伊藤奥 野清水の仕上がりがよい」。清水はなんとか上にいってもらいたい。伊藤はオリンピックがかかって いるので記録を。110の三人もそろって決勝に残ってもらいたい。調子は悪くないだろ う。入江は足を痛がっていたのが心配。ここ数か月で力をつけている。冬期頑張っていた から。入江の世代は強い台でライバルがたくさんいておもしろい。梶川(三段)はたぶん 大丈夫だろう。松田(棒高)はたぶん難しいが、うまい子。怪我あけだがもしかしたら入 賞も。沼倉(幅)ははまればたぶんいける。400mHは経験を積んでほしい。小川は去年の 国体勝っている。いい走りをしてくれるかな。(全体)厳しい戦い。力を出せるようにがん ばる」。

伊藤友広選手(400m出場予定)
「調子はいい。今季の中では一番。目標は45秒台。勝負は来週の南部記念でマイルメンバーに入ることだが。今回で弾みをつける。東海の山口君にくらいついていく。マイルは関カレと変わらず戦力がととのわない。決勝は難しいかもしれない。ぎりぎりかも。残れば清水奥野の出る可能性も。」

入江幸人選手(110mH出場予定)
「調子はいつもとかわらず。いいほう。当日にならないとわからないが。自己ベストを出さないと表彰台は厳しい。13秒8台をだしたい。(足は)試合になったら。大丈夫。

清水祐亮選手(100m出場予定)
「調子は絶好調。目標は具体的なものはないが、練習どおりの走りをする。(痛めた 足は)大丈夫。(リレー)関カレよりは上の順位へ。マイル決勝は出れたら出たい。(注 目してもらいたいところ)選手紹介のパフォーマンス。(最後の全カレ)悔いの残らない ように」。

奥野裕嗣選手(200m、4×100mリレー出場予定)
「調子はふたをあけてみないと。目標はリレーで早稲田東海にくらいつく。200は自 己ベスト。来週の県選手権の刺激に。(リレーのバトン)試合になって。調整してベスト を」。

菅沢崇裕選手(4×100mリレー出場予定)
「調子は良い感じ。目標はリレーで決勝行って表彰台に上る。いい感じでできてい る。関カレよりいい走りを」。

西畑宏史選手(110mH出場予定)
「調子は絶好調。(目標)結果は分からないが一生懸命やれれば。自己ベストがでれ ば気持ち良く。(注目してもらいたいところは)普通に見てもらえば。みなさんに応援し てもらえれば。(最後の全カレ)泣いてしまわないようにこらえる(笑)」


全日本大学駅伝予選会
総合10位…!出場権逃がす



1組目には田中宏幸と平野裕市が出場。序盤はともに先頭集団に絡み、なかなかの走りを見せる。田中は、その後8800mくらいから先頭から離されはじめ、最後は11番目でゴール。一方平野は、8000mすぎに先頭から遅れ、最後はフラフラになりながら20番目で倒れこみながらゴールした。

2組目は杵渕勉と小林朋幸の両4年生が出場した。流通経済大学の2選手が最初からとばされ、大きく差をつけられるという荒れた展開。杵渕は3位集団のやや前のほう、小林は真ん中あたりに。その状態のまま3位集団の5000mの通過は16分21秒ほど。7200mあたりで3位集団は細長くなりだし、杵渕は中盤くらいのままだが、小林は徐々に下がり始め表情がやや苦しそうに。その後、杵渕も疲れを見せ始め順位を落としてしまい15番目で、小林は粘り18位でゴール。

3組目は山口航と友廣哲也。この組は比較的安定したレース展開を見せ、集団のまま周回を重ねており、2選手にも上位の期待がかかった。友広は集団の前のほう、山口は真ん中あたりに。3000m通過も集団のまま。4000mをすぎたあたりから集団はやや崩れ長くなりだす。友広が遅れだすが、山口は変わらず。5600m付近では友広は集団の後ろのほうに、山口は真ん中より少し後ろのあたりに下がる。6400m付近で山口も集団の後ろのほうに。7600mからは2人とも完全に遅れをとり、9000mでは先頭に200mもの差をつけられてしまう。結局友広28番目、山口29番目でレースを終えた。

原田誠、岡田拓也の4組目での巻き返しに期待がかかった。原田は序盤から先頭争いを演じ、岡田もそのすぐ後ろあたりに。3000mあたりでは原田は2位集団に、岡田はその後ろの5位集団につけ上位進出を狙う。4000mあたりで原田のいる2位集団と、岡田のいる5位集団の差が詰まり、4400mで原田は5位集団に吸収。岡田は5位集団から遅れだす。5600mあたりから原田も縦長になりだした集団から遅れをとり、8000mあたりでは完全にスピードダウン。最終的には岡田23番目原田32番目でゴール、全日本駅伝本選への望みは完全に絶たれた。

主将の佐藤らけが人を抱える法大。昨年の予選会ではトップ通過をしたが、今回は30分を切る選手、一桁順位の選手は誰一人と現れず、総合順位10位の惨敗。昨年の予選会、そして今年の箱根駅伝で見せた輝きは完全に失われた。今後に大きな不安を残す試合となった。



成田監督

(今日の結果について)悪い面ばかりが出てしまった。けが人が多いということもあり、チーム内に競争心がない。(今日のレースは、序盤とばして、終盤失速というパターンが多かったですが)こちらの調整不足か練習不足か選手と話してみないとわからないが、作戦というわけではなかった。(これからの目標は?)箱根。このままでは出雲は考えられない。

                              
出場組 選手名 順位 記録

1組

田中宏幸A

11位

30分22秒71

平野裕市A

20位

30分48秒43

2組

杵渕 勉C

15位

30分40秒79

小林朋幸C

18位

30分52秒72

3組

友廣哲也A

28位

31分02秒05

山口  航B

29位

31分02秒11

4組

岡田拓也B

23位

30分29秒28

原田  誠B

32位

31分06秒56

 

総合成績

10位

4時間6分24秒64


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