<社会人野球東京大会:JFE東日本7-1三菱重工名古屋>◇13日◇2回戦◇浦和市営球場

 JFE東日本(千葉)が、ルーキー須田幸太投手(22=早大)の力投で2年連続8強入りを決めた。社会人初先発の須田は、三菱重工名古屋(愛知)を相手に7回を4安打1失点と好投。リリーフで初勝利した1回戦に続き、大会2勝目をマークした。

 須田が大会3日目で早くも2勝をマークした。11日の1回戦は途中登板で初勝利。「拾い物でラッキー」とはにかんだが、中1日置いてのこの日は堂々たる初先発勝利だ。140キロ近い直球にカットボール、シンカーを織り交ぜ、三菱重工名古屋を6回まで1安打無失点に抑えた。7回に1点を失ったが「最後は握力がなくなった。でも、今日は楽しく投げられた」とニッコリ。早大ではエースナンバーを背負うも、2年後輩の斎藤佑樹らがいて影が薄かった。「この勝利で自信めいたものがつかめた」と社会人での飛躍を期す。