<都市対抗野球:東京ガス7-3NTT西日本>◇27日◇1回戦◇東京ドーム

 2年連続出場の東京ガス(東京都)が、NTT西日本(大阪市)を下し、2回戦に駒を進めた。今秋のドラフト上位候補左腕、榎田大樹投手(24)が8安打を浴びながら6回3失点と粘投。最速146キロの直球と2種類のスライダーを武器に7三振を奪って、要所を締めた。7回には、鷺宮製作所からの補強選手、6番村上純平外野手(27)が、東京ドームでの大会1600号となる2ランを放ち、試合を決めた。

 今秋ドラフトの上位候補左腕、榎田が勝負どころで本領を発揮した。4回以外は毎回走者を背負ったが、自己最速タイの146キロを計測した直球に2種類のスライダー、スクリューボールを織り交ぜた。日米13球団のスカウトがネット裏から視線を送る中、苦しみながらも試合を作り「チームが勝てばアピールになると思う。まずは都市対抗で結果を残したい」と話した。