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ヨシネーのひとりごと

ヨシネーのひとりごと

◆保坂淑子(ほさか・よしこ) 秋田県生まれ。フリーライター、エディター。2017年まで、日刊スポーツ出版社刊「プロ野球ai」デスク、「輝け甲子園の星」の記者を務める。“ヨシネー”の愛称で連載を担当した。甲子園取材は2019年で春20回、夏25回。著書に「監督心」、「主将心」(実業之日本社)「東浜巨 野球日誌が語る22年」(小学館)など。

ロッテイヤーブック、撮影快調です!!

[2014年2月14日18時51分]

 千葉ロッテマリーンズのイヤーブックのお仕事で、しばらく石垣島に行ってきました!

インタビューや撮影は順調! 選手のみなさんには、練習の合間などの貴重な時間で取材に協力してくださって、本当、感謝、感謝です!

 さて、そんな中で久しぶりにお話しができたのが、成瀬善久投手でした。言わずと知れたロッテの左のエースですが、02年前後、横浜高校を担当していた私は、“輝け甲子園の星”の取材で随分お世話になりました! その後のプロでの活躍は言うまでもありませんが、今回、イヤーブック作成にあたり久しぶりにゆっくりお話しを聞くことができました。

 今年プロ入り11年目。昨年からはチームの選手会長に就任し2年目を迎えます。

「最初はね、選手会長ってこんなにも大変なことが多いんだ~って思ったんですよ」

 一番、苦労したと振り返るのは、人前での挨拶。選手会長ともなれば、公式行事で選手を代表して話す機会も増えます。これまで、キャプテンの経験もなかった成瀬投手にとって、これが大きな壁だったそうです。

 「歴代の選手会長の印象が強くて、自分もカッコいい言葉を言いたいな~とか、僕なりの理想があって。いい言葉を前もって考えていたんです。それが、いざ人前に出るとなかなか思った言葉が出てこないんですよ」

 高校時代は甲子園、そして、07年には最優秀防御率他のタイトルに、最優秀投手などで表彰されるなど、今まで大舞台を経験してきたはずの成瀬投手。野球の大舞台では緊張しなくとも、人前で話すこととなると、別。真面目に話そうとすればするほど、声が震えて小さくなってしまう。自分の不甲斐なさに腹がたちました。

 ガックリ肩を落としていたとき、声をかけてくれたのは前会長の大松尚逸選手とベテランの渡辺俊介選手(千葉ロッテ→レッドソックス)でした。

 「最初からうまく話せるヤツなんていないから。自分なりの言葉を選んで話せばいいんだよ」。(大松選手)

 「丁寧な言葉を使うな。自分の言葉で思ったことを話せばいいんだよ」(渡辺選手)

先輩たちが背中を押してくれ、それまでの迷いが吹っ切れました。

 昨年の秋季キャンプでは、伊東監督の発案で指名された選手が夜のミーティングで選手、スタッフの前で「5分間スピーチ」。

 「これも、僕にとっては人前で話しをするためのいい勉強になりました。スピーチの前には、何を話そうかいろいろ考えたんです。高校時代の話をしようかなぁとか。でも、実際に自分の番になったら、言いたいことを忘れちゃって(笑)。結局、その時思いついた話を頭の中でまとめて話をする。何度も人前で話すことを経験することで、話ができるようになったんです」

 その直後のファン感謝デーでは、大勢のファンを前に。年末には自身の後援会での挨拶も、それまでとは違い、相手の目をしっかりと見ながら大きな声で自分の気持ちを交えしっかりと1年間の感謝の気持ちを伝えることができました。

 「選手会長を経験したことで、人間として成長できたなぁって実感しました。選手会長は、大変な仕事ですが、みんなができる役職ではない。貴重な経験をさせていただいていると思います」

 そんな成瀬選手の選手会長としての今年の目標は?

「リーグ優勝、日本一になって、ビールかけの掛け声をかけたい! そして、ファン感謝デーでもファンのみんなの前で、優勝の報告をしたいです!」

 チームとともに成長を続ける元気イッパイな選手会長。今年は横浜高の後輩、涌井秀章選手も加わり戦力に厚みを増し、若い力もめきめき力をつけているのを実感する今年のキャンプ。優勝に向け、チーム一丸。楽しみなシーズンに向け、走り続けています!

 さてさて。千葉ロッテマリーンズイヤーブックは3月27日、全国書店にて発売です! お楽しみにね!

イヤーブックの写真撮影で待機している、左から唐川侑己と成瀬善久

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