報徳学園は昨秋に続き、県決勝で明石商に敗れた。初回、先頭の小園海斗内野手(1年)が左前打で出塁し、4番小松田卓宏内野手(3年)の四球、暴投で2死一、三塁。篠原翔太外野手(2年)の右前に落ちるかと思われた打球を明石商の右翼・藤原祐介外野手(3年)が好捕し、先制のチャンスはついえた。

 その裏、藤原の右翼への飛球が三塁打になり、先発向井崇人(3年)は4連打を浴びて2失点。初回の攻防が明暗を分ける形になったが、永田裕治監督(51)は「きょう(経験した)のことが夏に出てくれればいい。春に公式戦を5試合経験できたのは大きいですよ」と、エース主島大虎(ぬしじま・だいご=3年)に続く戦力に期待した。