唐津商(佐賀)の前回11年に続く初戦突破はならなかった。

 木更津総合(千葉)の左腕、早川隆久投手(3年)にわずか2安打に抑えられ、12三振。打球が外野に飛んだのは、2本の安打を含め、3回だけ。二塁すら踏むことができなかった。

 主将の井上樹希也外野手(3年)は「予想をはるかに超えるすごい投手だった。あそこまで抑えられたら仕方ない。ボールのキレも良くて、とらえたと思ってもファウルになる。(変化球の)曲がりも大きかった」と脱帽。吉冨俊一監督(33)も「(エースの)谷口がよく頑張って投げてくれたが、うちの打線よりも向こうの投手が上だった。援護できなかったのは私の責任」と、涙ぐんだ。