阪神が黄金時代を築いていくにあたっては、重要なワンシーンだったかもしれない。阪神佐藤輝明内野手(27)が4回、基本のお手本プレーを体現した。

1点ビハインドで先頭森下翔太外野手(25)が四球出塁し、佐藤は痛烈な二ゴロ。一度は併殺と判定されたがリプレー検証で覆った。流れを止めまいと全力疾走を怠らなかった証し。藤川球児監督(45)は「それを見てね、周りがどう響くか。こちらには非常に響いていますし、やっぱり自分だけのプレーではなくてチームを背負う」と称賛した。

併殺コースでも相手の失策やファンブルがある。特に守備が難しいとされる甲子園なら、なおさらだ。ベテラン、主力、若手を問わず、ユニホームを着てグラウンドに立つ限りは同じ。得点につながらずとも、締まったプレーの連続がチームを強くしていく。

指揮官は「選手はその姿を見て感じなければいけないし、連動してこなければいけない。誰かに任せていればそうなるかもしれない。そういう情けないチームにするつもりはない、というところ」と続けた。主砲の全力疾走は球団初のリーグ連覇へのメソッドになる。【只松憲】

【プロ野球スコア速報】はこちら>>