3月19日から甲子園で行われるセンバツ大会の21世紀枠3校が27日、一般選考29校に先駆けて発表された。中村(高知)不来方(こずかた=岩手)多治見(岐阜)の3校。夢舞台の切符をつかんだ3校の横顔を紹介する。

 【中村】高知県の最西部に位置する。77年センバツで準優勝して以来、40年ぶり2度目の出場。77年春は、部員12人で「二十四の瞳」と呼ばれるなど旋風を巻き起こした。今回は部員16人。昨秋の高知大会を制している。

 【不来方】部員10人という人数不足のハンディを乗り越え、春夏通じて初出場となる。昨秋の岩手大会で準優勝。初の東北大会出場を果たしていた。

 【多治見】春夏通じて初出場。練習場所の確保に苦しむ。他部とグラウンドを共用するため普段は内野部分しか使えない。練習場所の確保の苦労はあったが、早朝練習などで不利を補い昨秋岐阜大会初優勝を果たした。