昨秋近畿4強の大阪桐蔭は、3年連続9度目のセンバツ切符をつかんだ。

 西谷浩一監督(47)は「スタメンの9人がまだ決まらないなど、まだまだ力はないチームですが、目標は日本一。それを目指してずっとやってきました」と阪神藤浪、西武森らを擁した12年以来の紫紺の大旗どりをにらんだ。

 センバツでの快投が期待されるエース徳山壮磨(2年)や、昨夏の大阪大会から先発出場する藤原恭大外野手、投手兼遊撃手兼外野手をこなす根尾昂(あきら)中川卓也内野手らスーパー1年生が大舞台を待つ。根尾は「目標は日本一です」と監督と同じ言葉を口にした。

 根尾より一足早く、昨夏の大阪大会からレギュラーになった藤原は「甲子園はずっと目指していた目標の場所です」と声を弾ませた。昨秋は二塁、三塁で経験を積んだ中川は「どうにかして試合に出られるように守備位置をつかみたい」と力を込めた。今年も楽しみな戦力がめじろ押しだ。