2年ぶり19度目出場の静岡(静岡2位)が、エース池谷蒼大投手(3年)の活躍などで、近大高専(三重1位)を7-3で破り、準決勝進出を決めた。

 3-3の同点で迎えた3回裏から、池谷が2番手としてマウンドに上がった。公式戦登板は今春センバツ2回戦の大阪桐蔭戦以来となるが、直球は自己最速144キロに迫る142キロを記録するなど7回を1安打無失点とほぼ完璧な内容。「センバツの時より、球の質、キレがよくなっていると思います」と笑顔を見せた。栗林俊輔監督(44)も「久々でしたが、落ち着いていましたね」とエース好投に満足げな表情だった。