成長を促す3連投だった。阪神は14日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で、延長戦にもつれ込む熱戦もサヨナラ負けを喫し、カード負け越しとなった。

先発の西勇輝投手(35)が4回5安打1失点で降板。5回からは工藤泰成投手(24)が登板し、回またぎで2イニングを2安打無失点。そして7回からマウンドに上がったのは、プロ2年目の木下里都投手(25)だった。

木下は今カード全てに登板し3連投。この日は7回に先頭の杉沢に左翼線二塁打を浴び、野選から1点を失うも、8回は無失点と最少失点でしのいだ。

試合後、藤川球児監督(45)は木下を送り込んだ意図を明かした。

「工藤とか木下は2年目ですけれど、1年目も少し経験させながら、やっぱり入団して、できるだけ早い段階できっかけを。ファームで長いこといるとなかなか、1軍デビューした時には緊張感が高すぎて、壁も高くなっているというところで」

1軍の舞台で壁にぶつかり、ファームで足りないところを磨き直す。トップレベルを身をもって体感することで、今の課題を知り、成長のきっかけにつなげることができる。指揮官は「できるだけ早い段階でこういうきっかけというのは、どの選手においても必要ですし、それが今後の成長につながると思いますから」と話した。

ここ最近、負傷などのアクシデントで離脱が続くブルペンは踏ん張りどころだが、若手のこの経験がチーム力の底上げにつながるはずだ。