B組1位の台湾が、日本に勝利し決勝進出を決めた。左腕・王彦程投手が102球で完投し、日本打線を被安打2の1失点に抑えた。

序盤は140キロ台前半の直球を中心に組み立て、3回までゴロアウトを7個奪った。中盤以降は変化球を織り交ぜ、ストライクゾーンを広く使って打者を翻弄(ほんろう)した。

4回に1失点したものの、5回以降はすべて3者凡退に仕留めた。「日本の打者からアウトを取るのは苦労した。パーフェクトではなかったけど、良かったです」と満足げに振り返った。

打線は2回1死二塁、林軒逸内野手の適時打で先制した。4回2死一、二塁では、曽伝昇内野手の左翼線への適時打で1点を追加。さらに2死一、三塁で、敦天信外野手がカウント3-1の5球目にバント安打を決め、1点を挙げた。李来発監督(63)は「日本はいいチームだった。投手もいい球を投げていた。(バント策は)いい投手で、点が取れないと思ったので」と話した。