<高校野球秋季関東大会:高崎4-2東海大望洋>◇30日◇1回戦◇山梨・小瀬スポーツ公園

 高崎(群馬)が東海大望洋(千葉)に逆転勝ちし、8強入りした。初回にいきなり2点を失ったが、4回に同点に追いついた。5回に2番浅沼駿介外野手(2年)の左中間二塁打で勝ち越した。チーム10安打と積極的な打撃が光った。島田智史投手(2年)は2回以降立ち直り、3安打完投した。

 「高高(たかたか)」と呼ばれる進学校だ。関東大会は29年ぶり出場で、白星は準優勝して翌春センバツ出場した80年以来、実に31年ぶり。境原尚樹監督は「うれしいです」と率直に語った。「(選手は)立ち上がりは緊張したが、そのあと落ち着けた」と振り返った。3回裏の守備で相手の鋭いライナーをセンター清水貞光(2年)がダイビングキャッチする美技が飛び出し、「奮い立った」と境原監督は評価した。