<神宮大会:愛工大名電2-1関東一>◇初日◇23日◇高校の部1回戦◇神宮

 愛工大名電(愛知)がプロ注目左腕、浜田達郎投手(2年、183センチ、85キロ)の好投で関東一(東京)に競り勝った。

 浜田は5安打8奪三振で1失点完投、全国初勝利。初回に自己最速にあと2キロと迫る145キロを2球計測したが「今日は60点です。球の走り、コントロールが良くなかった。次はコース、ギリギリに投げたい」と反省。2回以降はスプリットフィンガードファストボールを効果的に用いた。159球の熱投に「自分の成績よりチームが勝ったことがうれしい」と笑顔だった。

 接戦を制した倉野光生監督は「いつ追いつかれるかとビクビクしていました。浜田を中心とした守りのチームで最小得点を守り抜く野球。ドラゴンズの野球ですね」と話した。次戦は関東王者の浦和学院(埼玉)と対戦する。