<センバツ高校野球:大阪桐蔭3-2浦和学院>◇30日◇準々決勝

 大阪桐蔭(大阪)が浦和学院(埼玉)に逆転勝ちし、センバツでは初めてのベスト4入りを決めた。

 「なにわのダルビッシュ」こと藤浪晋太郎投手(3年)は先発ではなく0-1の6回から2番手で登板。ところが同点に追い付いた直後の7回裏、3連打で無死満塁の大ピンチを招いてしまう。しかしここからエンジン全開。7番吉川をスライダーで空振り三振、8番石橋は150キロ直球で空振り三振、9番緑川もスライダーで空振り三振と3連続三振で切り抜けた。8回2死満塁から捕逸で勝ち越しを許したが、最速は自己新の153キロをマーク。4イニングで6三振を奪い逆転勝利に貢献した。