<高校野球春季東京大会:日大鶴ケ丘5-4堀越>◇21日◇準々決勝◇神宮第2

 日大鶴ケ丘の注目投手、大高光(3年)が10安打を浴びながらも、11奪三振で完投した。187センチ、82キロと均整の取れた体格から最速142キロの直球を投げ込む右腕。「初回から調子が悪いと思ってた。点をやっても試合を進めようと」と2回までに3点を失ったが、3回以降に立ち直った。

 9回は先頭打者から3者連続三振を奪ったが、振り逃げと暴投3つで1点を失った。「8回から両足がつってしまいボールが行かなかった。低めに投げるようにして、トータルで点差を考えて勝てるようにしました」と同点弾を避ける配球だったと振り返った。