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聖和学園と仙台二ドロー再試合/宮城大会

打席に立つ仙台二・田中(手前)を見詰める聖和学園の伊藤
打席に立つ仙台二・田中(手前)を見詰める聖和学園の伊藤

<高校野球宮城大会:聖和学園4-4仙台二>◇22日◇準々決勝

 聖和学園と仙台二の延長15回の激闘は、4-4の引き分け再試合となった。先発した聖和学園の伊藤祐介(3年)と、仙台二の田中朋博(3年)が、2人で計403球の大熱戦。中学時代のチームメートの投げ合いは、決着がつかなかった。東北との準決勝進出を決める再試合は23日午後1時から。

 真夏のマウンドで、ライバルとして再会した伊藤と田中が、熱く投げ合った。2人は決め球がコーナーに決まるたびに叫び、気持ちを前面に押し出した。

 先に点を奪われたのは田中だった。3回に自らの暴投と3ランを浴びて4点を先制された。その裏、伊藤も崩れる。2本の長打などで3失点。7回には2死三塁から内野安打を許し、ついに4-4の同点となった。しかし、試合が振り出しに戻ったことで、中学時代に一緒に「七ケ浜シニア」に所属していた2人のスイッチが、切り替わった。

 伊藤 今までに比べて、気合の入り方もいつもと違いました。最後まで投げ抜くつもりで行きました。

 田中 この日を楽しみにしていたので、絶対に負けたくありませんでした。

 8回からは緊迫の投手戦。伊藤は、3度も得点圏に走者を背負うサヨナラのピンチも、要所で低めへの制球力を発揮して218球で完投。田中は、最終15回は須賀航平(3年)にマウンドを託したが、8回以降はわずか1安打に抑える好投で185球を投げた。頻繁に連絡を取り合う程の仲ではないが、どこかで互いを意識していた2人は、1歩も引かなかった。

 再戦は23日。伊藤が「今日のよかった点をイメージして頑張りたい」と言えば、田中も「伊藤が投げるのならば、自分も最後まで投げるつもりです」。2人が勝負をかけて再びマウンドに立つ。【由本裕貴】

 [2008年7月23日11時20分 紙面から]


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