<高校野球・春季秋田県大会:秋田商10-1大曲>◇22日◇2回戦◇秋田市八橋運動公園硬式野球場ほか

 秋田商が10-1(7回コールド)で大曲を下し8強入りした。打線が2本塁打を含む10安打と爆発。2年生左腕須田貴司、エース松川亮太(3年)のリレーで4安打1失点に抑えた。昨秋から指揮を執るOBの太田直監督(30)は、県大会初陣で初白星を挙げた。

 初回に秋田商打線が火を噴いた。3番菅原力弥(3年)が左翼に先制2ラン。6回には、1番麻生真(2年)の2ランなど4安打で一挙5点を挙げ、試合を決めた。「打撃練習に力を入れてきたが、その成果を出してくれた」と太田監督はナインをたたえた。

 太田監督は現役時代、捕手でヤクルト石川とバッテリーを組み、夏の甲子園で1勝を挙げた。石川とは青学大でも同期。甲子園に7度、導いた恩師小野平監督(59)が昨夏で退任後、コーチから監督に就任した。昨秋は中央地区予選敗退。今季も同予選準々決勝で敗れたが、敗者復活戦で県大会出場にこぎつけた。

 大会前には小野前監督が学校を訪れ、ナインを激励した。「ナインも私も励みになった。一戦一戦、1球1球、一生懸命をモットーに頑張る」と太田監督。若い指揮官の下、伝統校が再出発だ。【北村宏平】