マーリンズ・イチロー外野手(41)が、フィリーズ戦に2日連続となるスタメンで「7番左翼」で出場し、2試合連続安打と得点を記録した。

 2-1の8回2死無走者から156キロの速球をたたいて二塁へゆるいゴロを放ち、俊足を飛ばして一塁に余裕のセーフ。後続打者の安打と相手内野手の失策により三塁へ進み、相手外野手の失策で生還し今季5得点目を入れた。日米通算ではこれが1966得点目となり、王貞治氏の日本最多記録にあと1と迫った。

 2回は四球、4回は遊ゴロ、6回も遊ゴロ、9回は四球で、3打数1安打2四球1得点だった。

 チームは拙戦が続いたが8回2死からのイチローの安打がきっかけでこの回だけで一挙4点を奪い、6試合ぶりの勝利となった。

 イチローは「こんな状態だったら、勝ちゃ何でもいいよ、今日は」と話した。